イギリスチャンネル4で放送:エンフィールドのポルターガイスト

ポルターガイストを調査

エンフィールドの町営住宅で突然起こったポルターガイストですが、1977年8月31日から始まってだんだん激しくなりました。おまけに期間も1年2ヶ月も続いたので、調査期間も長く取れることになりました。調査期間が長くなれば、もちろんいろいろな角度から調査することもできます。当然マスコミも取材に入り独自の取材をしていきます。それでも説明するには多すぎるほどの、超常現象が次々と目の当たりにしてこれはポルターガイストだとするしか他に理由が付かなくなってしまいます。

そして、このエンフィールドのポルターガイストはドキュメンタリー番組として2007年3月にチャンネル4で放送されました。その番組のタイトルは"Interview with a Poltergeist"です。

エンフィールドの町営住宅に暮らして、ポルターガイストが起きた家庭はいわゆるシングルマザーの家庭です。母親は離婚してひとりで4人の子供を育てていて、マーガレット(Margaret)12歳、ジャネット(Janet)11歳、ジョニー(Johnny)10歳、ビリー(Billy)ビリー7歳の家庭です。どうして少女ジャネットがポルターガイストのターゲットになったのかは不明ですが、調査に当たったモリス・グロスの娘さんともしかしたら年齢が近いとかなにか関係があるのでしょうか。。。。それとも4人の子供のなかで一番いわゆる「霊感」が強いのがジャネットだったのかもしれません。

調査は詳しく

ポルターガイストをメインとなって調査にあたったのは、英国心霊調査協会(SPR)のメンバーモリス・グロスですが、モリスはとても綿密に調査を行うだけではなく、多数の専門家も招いて多様な出来事を様々な角度から考察していきました。

そしてモリス・グロスとガイ・ライアン・プレーフェアの調査報告は、世間で激しい論争を巻き起こすることになります。一部の論者からは「すべては子供、特に女の子2人の悪ふざけに決まっている」と言われて、某新聞社などは、「この説の通りなのだろう」という前提ありきで、近所の人にかなりの額の「お礼」を餌としてちらつかせて、2度にわたり少女から何かを”白状”させようとしましたが、少女たちの口から新聞社が求めるような何かしらのトリックといった話は出てきませんでした。

いろいろな現象のなかでも、特に議論を呼んだのは少女ジャネットから聞こえてきた男の太い声です。ジャネットの声は、まるで誰かに乗り移られたような声になっていました。その「声」はいくつかの名前を名乗ったほか、数時間にも渡ってり、淫らなおしゃべりをしたり、超常的な知識を語ったりしました。意識がある状態のジャネットはその時のことを「まったく心当たりが無い」と言って、この年齢の子供がしゃべる内容にしてはかなり不自然でした。

そして録音された声紋分析をしてみたところ、その「男の太い声」は一応ジャネットの仮声帯から出ていたことは判明しましたが、この聞こえてきた声を出そうとするならが、通常の場合かなり相当な努力を必要とするものです。そのためモーリス・グロスは1000ポンドを礼金として供出して「最高で3時間の会話を、同じ様な声で持続できる11歳の少女」を募集してみました、応募者が現れることはありませんでした。

モーリス・グロスとガイ・ライアン・プレイフェア、調査員2名は2名ともたくさんの異常現象を目撃しています。そして目撃した超常現象には、”ブンッ!!”と大きな家具がひっくり返るといった現象ももちろんしっかりと目撃しています。おまけにポルターガイストは、この家の超常現象の調査をしたモリス・グロスに対しても攻撃が行われました。クッションがいっぱいに入ったダンボール箱が、暖炉のそばの床から飛び上がってさらにベッドを飛び越えて、8フィート(約2メートル50センチメートル)ほど移動して、モリス・グロスの額に”バンッ!!”と、まともにぶつかったほどです。

グロスとプレーフェアらは、現象の現場に出くわした30人から書面で証言を得たり、録音テープで証拠を残した。調査対象は、近所の住民、ソーシャル・ワーカー、警官、新聞記者、写真家にもおよぶ[2]。また飛んだり動かされたりした物体も証拠として一部収集した。そこには動かされたガスストーブも含まれる。

英国心霊調査協会(SPR)のメンバー、アニータ・グレゴリーとジョン・ベロフがポルターガイスト現象を数日間に渡って調査した時には、いくつかの疑問点が浮上しました。住んでいる子供たちがポルターガイスト現象のフリをしている場合がいくつかあることに気づいたのです。そして実際に少女のジャネットは、多数ある超常現象のうちのいくつかを実演してみせました。そして1980年6月12日のテレビでジャネットは「たしかに1度か2度はポルターガイスト現象のフリをしてみせたわよ。だってグロスさんやプレイフェアさんが、ちゃんとインチキを見抜けるのかどうかを知りたかったからなの。でもあの人たちはいつでもちゃんとそれを見抜いたわ」と証言しています。

ロンドン大学バークベック校 物理学部のJ・Bヘイステッド教授とデヴィッド・ロバートソン助手による実験もジャネットに行われてジャネットは応じています。そこでの実験では、金属帯をひきちぎるジャネットの能力が記録されたり、特殊体重計でモニターしている最中に、ジャネットの体重が増加する現象も判明しました。

そしてこの事件では、プロの写真家も超常現象の確認するために立ち会っています。グレアム・モリスというプロ写真家が、モーター駆動式の遠隔制御カメラを用いて、興味深い映像を撮影することに成功していますが、その映像には「カーテンがぐるぐる巻きになって、明らかに人間がいないのにも関わらず、ベッドカバーが動いている」という映像です。そしてグレアム・モリスは撮影中に、彼もポルターガイストから攻撃を受けました。その攻撃は、撮影中に積み木が彼の顔面に直撃をうけたことです。そして積み木の”投げ手”つまり”ブンッ!”とした手は映像にはまったく写っていませんでした。