本当にあった!!!悪魔祓い

エクソシストとは?!

サンディエゴの自宅で『パラノーマル・アクティビティ』を撮影したオーレン・ペリ監督ですが、一番最初のホラー映画体験は「エクソシスト」です。子供時代に「エクソシスト」を観て悪夢にうなされたのが初めてのホラー映画体験だったそうで、映画「エクソシスト」はまさにオカルトムービーならぬオカルトブームの先駆けともいえる作品で世界中で大ヒットしました。そしてホラー映画にもかかわずアカデミー賞脚本賞を受賞した作品でもあって、今までの単なるホラー映画とは一線を画す完成度の高い作品です。

「エクソシスト」も少女にとり憑いた悪魔と神父の壮絶な戦いを描いた作品ですが、屋敷が舞台となり『パラノーマル・アクティビティ』は現代の家という点でも共通点といえます。そして「エクソシスト」なる「悪魔祓い」も鍵になります。

「エクソシスト」というと、映画のタイトルだとすぐに思いますが、英語の意味は「悪魔払い」とカトリック教会での祈祷師という意味があります。古来から悪魔を追い払うための祈祷があったり儀式があったりしましたが、それは21世紀になっても行われていて、悪魔祓いの目的で結果的に人を虐待したり死にまで追いやるような事件が発生しています。そうなってくると犯罪になります。

科学的見地が必要になってきますが、かつては解離性同一性障害の治療の際に、複数の人格を1つに統合することを目的にして、意図的に悪魔払いの儀式を行う医師もいました。そのときには交代人格を儀式で自殺させたりといった方法をとっていましたが、現在ではこの方法をとると患者にとって悪影響を与える可能性があるとして否定されています。悪魔が憑依した?!と思うよりも、精神疾患が考えられるので簡単に悪魔つきだ!!!!と思うのはやめましょう。

悪魔に取り付かれたとして有名な事件

ドイツで実際に起きた事件「アンネリーゼ・ミシェル事件」がありますが、この事件をもとに映画も製作されたほどです。この事件はどのような事件だったのでしょうか?!

1952年9月21日にドイツバイエルン州で誕生したアンネリーゼ・ミシェルは、16歳の頃(1968年)から身体に異変を発症し始めました。異変の症状は震えなどの症状が始まりで、そして神経科医から「てんかん」との診断を受けました。そして薬が処方されて症状はしばらく落ち着いていましたが、普通のてんかんの症状を逸脱した症状が出始めます。

その症状は幻覚を見たり、彼女の身体を何かに持ち上げられてベッドに何度も叩きつけられたりといったことが起こります。もちろんそれは彼女自身の意思とはまったく関係ないところで、ものすごい力で体を動かされたりするようになりました。医師から処方された薬をもちろん服用していますが、薬を飲んでも症状はぜんぜん治まることはありませんでした。

1970年18歳の頃には、アンネリーゼ・ミシェルは毎日のように悪魔の顔のような形相を幻想で見るようにりました。そして自分自身でも「私は悪魔に乗り移られているかもしれない」と思うような気持ちと葛藤する日々を送ります。そして幻想だけではなく、悪魔からの幻聴も彼女には聞こえてきました。悪魔から彼女に指令がくだされるようになってきたのです。

16歳から身体の異変が出始めてから4年後の1973年、アンネリーゼ・ミシェルが20歳の時に、彼女の両親はついに教会に悪魔祓いを頼みますが、教会から拒まれてしまいます。悪魔祓いを受けるためには、カトリック教会が厳密に規定している条件があり、それをクリアしないかぎり司教へは悪魔祓いを承認することができないからです。そしてエルンスト・アルト司祭は、しばらくの間アンエリーゼ・ミシェルを観察しますが、その様子をみてヴュルツブルク司教に悪魔祓いを実行するための許可証を要求しますが、それでも悪魔祓いの要請は拒否されました。

ところが、アンネリーぜ・ミシェルの様子はまずます酷くなっていきます。アンネリーゼは家族を殴ったり噛んだり、そして汚い言葉で罵ったりし始めます。そして悪魔がアンネリーゼに食べることを許さなかったため、彼女は食物を口にすることを拒否するようになります。

アンネリーゼは蜘蛛や蝿を口にするようになり、自分の尿を飲み、石畳の上で眠ります。そしてイエスの絵を破り十字架像を壊して、ロザリオを引き離そうと何時間も家のいろんな場所で叫んでる姿が目撃されています。そして彼女自身の自傷行為をするようになりま、床に排尿することも当たり前になりました。そして彼女本人の声とは思えない声で汚い言葉を吐いたり、彼女が知りもしないラテン語も喋るようにもなっていきました。そしてついに彼女の考えは「自分が悪魔に取り憑かれた」という考えに至りました。

そのため精神科医にかかって再び薬を処方してもらいますが、彼女の症状と彼女に起きる現象は日に日に悪化していきました。

そしてようやく彼女が22歳の時の1975年9月に、中世より司教領として栄えたカトリックのヴュルツブルク司教は悪魔祓いの許可を出します。エクソシズムの基礎には「パウル5世の儀式書」に置かれました。

そしてアンネリーゼ・ミシェルに対してカトリック教会の41歳のエルンスト・アルト司祭と、67歳のアーノルト・レンツがカトリックに乗っ取ったエクソシズムつまり悪魔祓いを行います。そしてこの時エクソシズムが行われたときの肉声テープも存在しています。悪魔祓いのセッションは1975年9月~1976年7月まで毎週行われました。この頃のアンネリーゼはかなり凶暴化していたことから、3人の男性で束縛した状態であったり、鎖でつないだ状態で行わなくてはならないほど強いものになっていました。