史上最長記録のポルターガイスト

資料もたっぷりエンフィールドのポルターガイスト

幽霊や怪奇現象大好きなイギリスで、有名なポルターガイストがあります。ほとんどのポルターガイストの場合には、いつの間にやら終わってた・・・というパターンがほとんどになっていて、じゃあいったいあのガタガタした音だったり、電球パチパチ現象はなんだったんだーーーっ!!と言いたくなりますが、エンフィールドのポルターガイストは、なんでも1977年~1979年9月ととても長い期間続いたただけではなく、それから再発!!としたという資料もあるほど、史上最長と呼ばれるポルターガイスト現象となりました。

このエンフィールドのポルターガイストがすごいのは、調査員が調査に入って調査中に発生した怪現象の記録だけでもゆうに1500を超えているので、発生総数となるともはや数え切れないほど不明になっています。おまけにポルターガイストの活動は、とにかく目撃者が多くて証言者もとにかく多いという点でも他のポルターガイストとは違っています。そして超常現象を見たのは、家族や調査員だけではありません。マスコミ関係者に警察なども目撃者には含まれています。調査員だけではなくて、マスコミ関係者もはいっているので、録音テープ・写真や動画フィルムなどで詳細に記録されています。

メインの調査員に加わったひとりのモリス・グロスは英国心霊調査協会(SPR)のメンバーですが、彼は「でっちあげなどありえないほどに記録量の多さこそが、この事例に最も説得力を与えているのだ」と語っていますが、懐疑的に見ていた人でさえも数々の資料を見て、説明しきれない何かを感じたのではないでしょうか?!

おまけにこのポルターガイストは、壁や床を叩く音なんてのは当たり前で、家具は動くし、へんなボヤは起きるし、物が他のものを通り抜けたり、どこからか得体の知れない声が聞こえてきたり、もっとすごいのは人間が宙に持ち上げられるといったことまでもありました。これってまさに『パラノーマル・アクティビティ』そのままの世界が実際にあった!!!ギャーーーーーーーッッ

ことのはじまりは・・・

イギリスミドルセックス州のエンフィールドの他の家からはポツンと離れた家で起きました。2軒でひと棟になっているタイプの町営住宅でのことです。そこには母親と4人の子供たち住んでいました。

始まりは1977年8月31日からです。まず一番最初に起きたのは、誰もいない部屋から家具が動かされる音が聞こえました。ぎぎぎぎぎぎぃーーーーーーーーと家具を移動する音が聞こえたのにもかかわらず、家具は少しも動いていない、という出来事でした。

次は正体不明のノックの音です。ノックの音が聞こえるようになりました。そして音だけではなく、やがて一家の母親の目の前で、とても重くて持ち上げることが難しいような、整理だんすが床の上を滑るようになりました。

初期段階のこのような超常現象を既に婦人警官が目撃しています。婦人警官のキャロリン・ヒープスは、椅子がひとりでに台所のドアに向かって動くのを目撃しています。そして婦人警官の証言によると、椅子が移動した距離はだいたい3~4フィートなので1メートルから1メートル30cmの距離を移動したことになります。

”ブンッ”はもはや当たり前に・・

婦人警官の目の前で椅子が移動したのが確認されてから間もなく、今度はビー玉だったりレゴのブロックなどが家の中を飛び回るようになりました。そしてベッドからシーツがはがされたり、枕が部屋の中を飛び回るようになります。一家の中でジャネット・ハーパーが、ポルターガイストに焦点を当てられているのでは?!と考えられていましたが、まさにその少女のジャネット・ハーパーが空中にプカプカと浮揚しているところも写真にとられています。

そして幽霊の目撃です。幽霊の姿として白髪の老女や幼い子供といった姿の幽霊も目撃されています。

ポルターガイストの引き起こす騒ぎはとどまるところを知らず、どんどんすごくなっていきました。ドアや引き出しが開いたり閉まったり、トイレの水が勝手に「ジャーーーツ!」と流されたり。コインの幻影が空中に浮かびあがったり、壁にかかっているチャイムが揺れたり。

そして”ブンッ”と本が本棚から飛んできたり、調査者をからかっているかのように頭上にハンカチが落ちてきたり、調査機材のフラッシュやテープレコーダーが理由もなく止まったり。そしてセメントで固定されたパイプが壁からはがされたりといった、とても説明づけることが難しい事例が次々と起こっていきました。おまけに、物体らしきものが壁をすり抜けて移動したこともあります。

ポルターガイストにフォーカスされていると考えられている少女のジャネットには、ベッドの寝具を通り抜けて空中に浮揚したり、ジャネットが寝ている時そして起きている時など、階段をひきずりおろされたこともあります。そして重たい家具などが、何かの形をあらわしているかのように、積み上げられたこともあります。

”ボッ”と自然発火も起きて、壁の上に文字がひとりでに浮かび上がったり、電子合成のような声も録音されています。

調査に当たったモリス・グロス

エンフィールドのポルターガイスト現象の調査にあった英国心霊調査協会(SPR)のモリス・グロスは、オカルト好きだからなんでもかんでも超常現象にしようとしてるのじゃないか?!と思ってしまいます。実際になにかにつけて、なんでも「心霊写真だ!!」と言いたがる人がいるので、モリス・グロスもそうなんじゃないの~??と思ってしまいますが、どうやらモリス・グロスがこのエンフィールドのポルターガイストの調査にあたったのには、単なる「偶然」ではなく「必然」だったようです。

調査に加わった理由

調査にあたったモリス・グロスは、霊能者ではありません。機械や電気装置に関する優れた特許を多数持っている発明家です。1976年8月5日の午後に、モリス・グロスの娘さんが不幸にも交通事故で亡くなってしまいました。

モリス・グロスは、ふと思ったのは「もしかすると娘の魂はまだ存在しているのでは?!」と考えました。そしてもし娘の魂が存在していたら、娘はお葬式の日になにか合図を送ってくるのではないか?と思いました。そしてちょうどその頃、何週間も雨が降っていなかったので、「雨だ!!雨。雨こそが娘からの合図にいいのでは?!」とモリスは密かに思っていました。

そして翌朝のことです。モリスがバスルームから外を眺めてみると、なんということでしょうか!娘の部屋から突き出た屋根だけがびっしょりと濡れていました。そしてその日は、まったく雨はもちろんのこと、湿気すらもまったくなかったにもかかわらず、娘の部屋から突き出た屋根だけがびっしょりと濡れていたんです。その他にも、まるで娘が父親の父モリスに接触しようとしているのじゃないか?!と思えるようなとても不思議な偶然の一致が10ほどもありました。

そんなこともあってモリスは心霊研究に興味を持つようになりました。そして娘の死にまつわる不思議な一致に関する報告書を英国心霊研究協会(SPR)に送りました。そしてモリスの要望に応えるかたちで、協会側はこの事件の調査を彼にまかせたのことになりますが、なぜか、モリスがポルターガイスト事件を調べてみたいとほのめかしたちょうどその時に、心霊研究協会にエンフィールドのポルターガイスト事例が持ち込まれていました。モリスは自分の娘の事例と、エンフィールドの事例がちょうど重なったかのように思えて、とても偶然とは考えにくいことがあまりにも重なっていたことから、モリスはエンフィールドのポルターガイスト事件にもしかすると娘の霊が関わっているのでは?!とも考えていました。

そしてエンフィールドのポルターガイスト調査が終了に近づいた時期に、霊視者のドノ・グメリク=マイリンクを招待してエンフィールドの事件と、自分に起きた事例などについての見解を尋ねます。するとドノはサイコメトリーなどを試んで霊視した結果、この事件(エンフィールドのポルターガイスト)にモリスの娘の霊が関わっていると告げましました。

モリスが調査に当たったのは、偶然が偶然を呼んだのではなくまさに必然だったのでしょう。調査に関連する側も、エンフィールドのポルターガイストを調査すべく物事が進んでいたといえるでしょう。